砂で型を作って製造するのが最も一般的な鋳物のつくり方です。
金属を溶かして砂型に流し込み、金属が冷えて固まった後、最終的には砂から取り出さなければならないため、鋳物づくりに使用する“砂”は、強度だけでなく、耐火性・通気性・伸縮性などに優れていなければいけません。
そのため当社では、砂そのものを販売するだけでなく、製造する製品に合せて砂と結合剤を配合し、最適な鋳物砂を提供しています。
また、結合剤を配合した砂は、鋳型となった後は産業廃棄物となります。
そこで、当社では、地球環境に配慮して、できるかぎり再利用できるよう、リサイクルにも力を注いでいます。

長年鋳造業界に関わってきた当社。
歴史とともに、鋳物資材のメーカーさまとのつながりは広く深くなり、信頼関係も堅く結ばれています。
そのため、鋳造企業のお客さまから求められる資材の手配は、どこよりもスピーディかつフレキシブルに対応できます。
例えば、「製造する製品の主成分となる金属を溶かす＝溶解」の工程では、鋳物用コークス、耐火レンガやモルタル、プレキャストなどの耐火材を。
「砂を固めて鋳型を作る＝造形」の工程では、配合剤や塗型剤、離型剤、「鋳型に溶かした金属を流し込む＝注湯」の工程では溶湯添加剤、「金属についた砂を払い落とす＝仕上げ」の工程では研掃材と、鋳造工程で使用する、さまざまな資材の手配が可能です。

中子は、鋳造製品の中に空洞を作るときに必要なもの。
当社では、砂のスペシャリストとして培ってきた技術を活かし、製造する製品の形状、製造方法、金属の種類、用途に合った最適な中子の製造を行っております。
中子の製造工場の拠点は島根県にあります。
島根県は良質な砂鉄が取れるため、古くから鉄づくりが行われてきた「鉄のふるさと」といわれる地域です。
鋳物づくりを支えるため、高い技術を持った職人が、お客さまからいただいた図面をもとに寸分たがわぬ高品質な中子の製造を行っています。

鋳造業界とともに歩んできたツチヨシ産業。
鋳造工場に必要な各種設備の設計から配置まで一貫した受託が可能です。
工場を新設する場合、製造する製品に合せてゼロから検討しなくてはなりません。
当社では、これまでの実績を踏まえ、ご要望に合った最適なプランを提案。
ご予算やニーズに合わせて、企画・設計をはじめ、さまざまなメーカーの設備・器機をそろえることが可能です。