株式会社ツチヨシ産業

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研究・開発です。

研究・開発

専門機器をズラリとそろえ、研究開発を進めています。

社内に技術研究センターを有するツチヨシ産業。
クライアントの課題解決に向けた分析調査をはじめ、商品開発に向けた研究も行っています。
さらに、中四国エリアでは当社にしかない最新鋭の機器を使用して大学と研究協力するなど、活動は広範囲。
データをコツコツ集計していく日常業務をこなす傍らペーパードクターを取得するなど、目標高く活躍する社員がそろっています。

技術の蓄積が当社の宝

技術研究センターが誕生したのは2009年のこと。
その25年前にはすでに試験室を設け、砂の研究をはじめています。
技術研究センターは、クライアントのパートナーとして欠陥分析を主としていますが、海外事業を展開するときは現地で砂の調査を行ったり、人工砂の開発を行ったり、これまで蓄積してきた技術、分析調査の結果を活かして事業の発展を支えています。

クライアントの問題解決のために

当社は、砂の販売から中子の製造販売までクライアントのご要望に合せて、鋳造資材の提供を行っています。
そのため、当社の中子を使うクライアントで欠陥が出た場合、当社の技術研究センターに持ち帰り、形状から接種剤の残渣分析など早急に問題解決へあたります。
鋳物は、たくさんの工業製品に使われており、便利で安全な暮らしに不可欠なものです。
当社では、日本のものづくり品質向上の一助となるべく、分析・研究に取り組んでいます。

ツチヨシブランドの開発を

ものづくりの形態が変わりつつある今、鋳物業界も昔気質から脱却し、進化を続けています。
当社でも、高品質な商品の提供はもちろん、産業廃棄物を少しでも減らすことができるよう、中国企業とタッグを組み、軽量で再利用率の高い人工砂を開発しました。
ものづくりの現場の近くで問題解決にあたっている我々だから、できること。
それを強みに、新しい商品の開発に力を注いでいきます。

インタビュー

【工学博士】取締役技術部長 黒川 豊

もともと商社活動がメインであった当社で、初めて技術系で採用されたのが私です。
社内には技術指導してくれる先輩が不在であったことから、名古屋工業技術試験所(現:産業技術総合研究所中部センター)にて技術を学びました。
私が鋳型に関わり始めた当時は、生型は“難しい”と言われている時代でした。しかしその原因が「わからないことはないだろう」と考え、鋳物砂に含まれるベントナイトに着目し、知識をしっかり持つことで“難しい”を攻略。
また、当社の中子を使用したお客さまから「原因がわからない」不良が出たとのクレームにも「わからないことはないだろう」と考え、精密な分析を実施。
結果、接種剤の残渣が問題と、原因を突き止めました。
私は今、現場を離れ、後任の育成に力を注いでいます。これまで私を育ててくださった先生方と同じように、大事なところで意見やアドバイスをしつつ、研究に取り組む姿勢=“わからないことはない”と「挑戦する力」を伸ばしていきたいと考えています。

工学博士 取締役技術部長 黒川 豊