技術情報
鉄系鋳物の鋳造欠陥(ピンホール欠陥・焼付き欠陥)のSEM・EDS分析
株式会社ツチヨシ産業 上林仁司・黒川 豊 |
4.焼付き欠陥 4,5)
焼付き欠陥は物理的焼付き要因(浸透型)と化学的焼付き要因(Fayalite等の低融点物質生成,融着)に分けることが一般的である.
しかし,実際に鋳造現場で発生する焼付き欠陥はそれぞれの交互作用により発生することが多く,どちらの要因がどの程度寄与しているか判断する必要がある.
これに,SEM・EPMA等を適用することで,その判断が容易となる.
Fig.6に,SEM・EPMAに種々の鉄系鋳物に発生した焼付き欠陥の分析例を示す.
低粘性スラグ,けい砂の溶融,低融点物質の検出により,それらをFig.7に示した焼付き欠陥の判定法に当てはめることで,各要因の寄与度合が明らかとなる.
しかし,実際に鋳造現場で発生する焼付き欠陥はそれぞれの交互作用により発生することが多く,どちらの要因がどの程度寄与しているか判断する必要がある.
これに,SEM・EPMA等を適用することで,その判断が容易となる.
Fig.6に,SEM・EPMAに種々の鉄系鋳物に発生した焼付き欠陥の分析例を示す.
低粘性スラグ,けい砂の溶融,低融点物質の検出により,それらをFig.7に示した焼付き欠陥の判定法に当てはめることで,各要因の寄与度合が明らかとなる.

▲Fig.6 焼き付き欠陥の判定方法

▲Fig.7 焼付き欠陥の判定法
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