技術情報
鋳鉄系鋳物の鋳造方案
株式会社ツチヨシ産業 技術顧問 松浦 博 |
12.鋳込温度・鋳込時間の指示
鋳込み温度:1400℃~1350℃、鋳込時間:26秒±5秒
●参考資料21【鋳鉄鋳物における鋳込温度の算出式】
θ=125×(13.46-C・E)+K×tT+a
θ=鋳込温度(℃)
C・E=炭素当量(T・C+1/3Si)
凝固開始温度:125×(13.46-C・E)
K=鋳物の肉厚と鋳込時間にかかる係数
(一般:4.0、小物:4.5)
t=鋳込時間(sec)
T=鋳物の肉厚(cm)
a=余裕温度(℃)
●参考資料21【鋳鉄鋳物における鋳込温度の算出式】
θ=125×(13.46-C・E)+K×tT+a
θ=鋳込温度(℃)
C・E=炭素当量(T・C+1/3Si)
凝固開始温度:125×(13.46-C・E)
K=鋳物の肉厚と鋳込時間にかかる係数
(一般:4.0、小物:4.5)
t=鋳込時間(sec)
T=鋳物の肉厚(cm)
a=余裕温度(℃)
余裕温度 | |
非常に複雑なもの | 180℃ |
中位に複雑なもの | 145℃ |
わずかに複雑なもの | 110℃ |
簡単なもの | 80℃ |
非常に簡単なもの | 50℃ |
2.5以上のものはランク1下げる |

写真2 鋳込まれた製品
以上で、鋳造方案におけるだいたいの作業が終了するが、この他にも必要であれば下記のような作業もすることになる。
・形状によっては解枠までの時間指示
・形状によってはショット掛けの方向指示(製品の反り防止)
・中子納めの冶具の手配・検査冶具の手配
・各作業要領書の作成
・不良対策 など
・形状によっては解枠までの時間指示
・形状によってはショット掛けの方向指示(製品の反り防止)
・中子納めの冶具の手配・検査冶具の手配
・各作業要領書の作成
・不良対策 など
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