株式会社ツチヨシ産業

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技術情報

生型材料及び生型試験法の基礎(改訂版)

株式会社ツチヨシ産業 水田豊昭・黒川 豊

4.生型砂の管理法

■2-生型砂の測定例
Table9に,弊社が測定している生型砂(約100ライン)の1985年と2006年の平均・偏差を示す10).
これらの測定は,鋳造工場より生型砂をビニール袋で頂き,数日後に弊社の試験室で測定したものである.
各々の鋳造工場の生型砂分析データをTable9と対比すれば,平均に対してどのような偏りの生型砂を使用しているか判断できる.
生型ライン構成や鋳造製品等によって,生型砂の管理値が変化するので,その偏りから理論的に妥当な生型砂かどうか判断するとよい.
なお,後述するように,オーリチック分はシリカプログラム試験ではリン酸可溶分として定量され,新のオーリチック分が測定できないので,長石を含む低耐火度 物質として表している.

Table9 1985年と2006年の生型特性の推移
1985 2006
AVERAGE STDEV AVERAGE STDEV
compactability vol%
38.0 8.5 29.6 2.2
specimen density g/cm3
1.434 0.050 1.444 0.028
compression strength  N/cm2
11.5 3.6 16.2 2.2
Permeability 147 43 137 17
surface stability index mass%
82.7 6.3 76.6 5.9
moisture mass%
3.7 0.9 2.8 0.3
total clay mass%
11.3 2.1 9.3 1.4
active clay mass%
8.1 2.1 7.8 1.1
loss on ignition mass%
3.3 1.3 3.63 0.72
grain fineness distribution JIS.FN
115.0 14.2 111.1 17.8
carbonaceous materials mass%
2.8 1.3 3.22 0.74
metallics mass%
1.3 0.6 0.82 0.22
inert fines mass%
1.7 1.8 0.26 0.44
low refractoriness materials mass%
20.4 9.0 21.1 3.1
quartz content mass%
65.8 10.0 67.0 3.3


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